【感想】Cyberpunk 2077 を「今」「PS4で」遊ぶ楽しさ

・最初に余談 このあとバグった感想文を書き散らすので、まず最初に、このゲームの真っ当に評価されてしかるべき部分についてしっかり記しておきたい。ユーザーが本作にどんな感想を抱くにせよ、各国の「ローカライズ」の素晴らしさは本当に評価されるべきだ…

【感想・考察もどき】The Last of Us Part Ⅱ:なぜここまで本気でゲームを作り込んでしまったのか

当然ながら、この感想文は作品の結論部までのネタバレを含みます。それと、独りよがりな解釈と願望等を書き散らすだけの記事なので、正当な評価や批評を求めて読むことの無いように気を付けてください。

【感想・考察もどき】『ジョーカー』への個人的見解と、危険視される作品の特徴

■個人的見解 「かわいいは正義」という文言が嫌いだ。 というか、この手のオタクスラングは大抵妙にモヤっとする。ある特定のキャラクターを肯定する上で、その周囲にある「世界」や「思想」を小馬鹿にするタイプの物言い 「世の中そんな単純じゃねえ!」と…

【感想・考察もどき】『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』と情報社会とMGS2

「スパイダーマン スパイダーバース」!5年に一度くらいの大傑作!実写、フルCG映画、ジャパニメーション、人形アニメ、特撮、漫画、アメコミ、グラフィティ、全てのDNAとMEME、SCENE、SENSEを受け継ぎ、融合、次世代のエンタメ・アートとして見事に結実して…

スカルフェイスに幸せになってほしい第六回星新一賞受賞報告

・入選した 冗談みたいなほんとの話。デル・トロが「KAIJUに幸せになってほしい」という気持ちで『シェイプ・オブ・ウォーター』を撮ったんなら、こっちだって同じことをしてやる。誰に幸せになってほしいかって? そんなの『MGSV』のスカルフェイス以外いね…

PS4のスパイダーマンをクリアした

ゲーム史上最も快適な移動手段でニューヨークを回れる。写真も撮り放題。 そんなシステムが成立しちゃった時点で、このゲームには単なる「キャラゲー」を超えた価値があるんじゃないかと思ってしまう(もちろん、キャラゲーとしても破格の出来ですが)。 常…

PS4のスパイダーマンを三時間くらい遊んだ

「実写だコレ」 これは『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』のアイアンスパイダースキンを使ってニューヨークを飛び回った感想。元の映画がCG使いまくり(スパイダーマンは全部CGだろ)だったこともあり、「実質的に実写」である。最近のMCUシリーズのC…

ガーディアンズ・オブ・東都

ameblo.jp 唐突に『仮面ラジレンジャー』のことを思い出してブログを漁っていた。ビルドの出演者がゲストの回、主役の犬飼貴丈氏が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(以下GotG)』のヨンドゥのシャツを着ている。 そこまではいい。 「1人のヒーローとし…

平成の呪い

巨大なG 少なくとも、ここ数年で見かけた中では最も大きなあずき色のGが、自室の本棚の下に潜り込んだ。どうすることもできなかった。 午前中は『アントマン&ワスプ』を観てご機嫌だったから、自分は虫にもう少し耐性あるものだと思っていた。が、Gの潜む部…

【2018夏】平成の最後の夏の映画の感想の話

約一週間で映画館に5回も通ってしまった。どうかしてるぜ。せっかくなので全部感想を残しときます。文章は「観た順」ではなく「個人的に面白かった順」です。ただし、基本的に全部面白いので誤差みたいなものです。『ウィンド・リバー』が良すぎたのが悪い…

【感想・考察もどき】『13の理由』はいかにして自殺を描いたのか(シーズン1)

1. A面:ハンナの視点 「自殺」に関する誤解。 死の前後において部外者がやってしまいがちなミスとして、「大きな理由」のみを追求してしまう、というものがある。 自らの命を絶つほどのことをしたのだから、その人はきっと重大な「事件」に巻き込まれたのだ…

感想、考察もどき:「アベンジャーズ/インフィニティウォー」(ネタバレあり)

※「インフィニティーウォー」を含むMCU全般のネタバレと、身もふたもない駄話にご注意ください。

「多様性」について

最近、「支持したいけど好きじゃない」と思うような映画がすごく多い。今こんな風に書くと「『シェイプ・オブ・ウォーター』の話か」と思われるかもしれないけれど、まったくその通りです。 あの映画がアカデミー作品賞を取ったこと自体はすごく嬉しい。それ…

デススト妄想2.0

前回の続き。というかほとんど同じ内容の繰り返しなんですけど。 一つだけ上げ忘れていたものがありました。小島監督がドナルド・トランプのせいで参加できなかったという伝説の学会、「ゲーム的リアリズム2.0」。 そこに映像で出演していた監督の映像。 you…

紳士マン:ゴルサーの姫

↑邦題これでよくね? 他の映画じゃ見れないアクションや絵面がやっぱりあって、たとえば檻に入れられた人間がクレーンで積まれていくシーンなんかは「ああすごいなあ。バカだなあ」と感動できたし、カメラがグルングルン回るアクションシーンとか奇妙なカラ…

『DEATH STRANDING』のティザーを見すぎた男の末路

TO SEE A WORLD IN A GRAIN OF SAND. AND A HEAVEN IN A WILD FLOWER. HOLD INFINITY IN THE PALM OF YOUR HAND. AND ETERNITY IN AN HOUR. youtu.be 臍帯で繋がれた親子がいるとする。 赤子の体は、「母体」から一方的に養分を吸い上げる。必要なものを吸収…

MCUの倒し方、知ってますよ

DCEUの最新作である『ジャスティスリーグ』を観てきた……が、今日話すのはその感想ではない。 ザックには非常に申し訳ないんだけど、今日イチで衝撃を受けたのはJL本編ではなく、ある映画の予告編だったのだ。 それはIMAXで観た『ブラックパンサー』の衝撃で…

Impression:BLADE RUNNER 2049

・脳内彼女の外部化/可視化 ・『ラブプラス』『サマーレッスン』の最終形態 ・「いいのよ、K」 ・私が好きだったジョイのままでいる そんなジョイが可愛い。

【再掲/考察】MGSVと進化と完成。

ダーウィンの進化論。 人間は猿から進化した、という話は完全に常識となりつつあるけれど、その過程がどうであったか気にする人は少ない。 猿はどうして人間になったのか。長い時間の中でゆっくりと進化してきたというにしても、たかだか5、600万年でここま…

【再掲/考察】MGSV:TPP 省略されない日常と、クワイエットの話

朝っぱらからMGSVの面白すぎる解釈を見ました。 www.youtube.com 見ていてなんだか懐かしい気分になったので、昨年生まれて初めて「ブログ」という形で投稿した文章をここに再掲載しておきます。 星新一賞に出した『Frameout』すらまだ書きはじめていない頃…

Where is my mind?

フィンチャーが流転した。『マインドハンター』というドラマシリーズの感想です。 フィンチャー作品全般のネタバレがてんこ盛りなので、色々気をつけてください。 「主人公が大きな力に振り回される話」と書けば、いつものデヴィット・フィンチャー作品かも…

創作「星新一賞太郎」

昔々ある所に小島秀夫とワンダーウーマンが住んでいました。 小島秀夫は本庄へパクチーしに、ワンダーウーマンは二日へパターソンしに行きました。 ワンダーウーマンが二日でパターソンをしていると、メタルギアメタルギアと、大きなネタバレが流れてきまし…

『ベストセラー小説の書き方』と『ベストセラー・コード』

なんて二冊を急に読み返し始めたのは、ようするに「行き詰まっているから」に他ならない。 夏休み中に長いのを一個書いてみる予定だった。実を言えば、夏休み以前にも色々なものを書いて、色んな人に見てもらったりしていた。そこそこ評価してもらえることも…

びるど

今年の仮面ライダーは見ることにしました。 久々にデザインが好みなのと、アマゾンズの彼がいたのと、あと武藤将吾。 監督とかがあまり変わらないせいかもしれないけど、仮面ライダーの脚本家は毎年気になる。井上敏樹が来るとテンション上がるのですが、宗…

Vな日常

朝。目を覚ました僕はまず、スマートホンで時間を確認する。”ギルドデザイン(アウターヘブンのやつ)”のがっしりした重みを感じながら、ロック画面の”TPP壁紙”の上半分を眺め、あなたが眠っていたのは5時間です、という宣告を受ける。眠い目をこすりながらメ…

今日はただの映画の日でした

昨日は完全に勘違いしていたけど、9月1日はMGSVの発売日とは少し違った。 北米版が出たのが今日で、日本発売は明日らしいです。そういやそうだったね。 ちなみに、「永遠の空白」記念日は9月16日です。 今朝は『パターソン』を観てきました。なんでもない日…

劇殺が悪い

継続力欲しい。正直今は五千兆円より欲しい。 このブログも案の定数ヶ月更新が止まってるし、なんだかやるせなくなっている。 生まれてこのかた、日記が三日以上続いたためしがない。唯一1週間続いたのが2年前につけていた「夢日記」なんだけど、今読み返し…

星新一賞のこと

オタコン、すごいことになった。数ヶ月前に応募した星新一賞のショートショートが、学生部門で入選している。いったい何が起きているんだ。今日は「ラ・ラ・ランド」の公開日だぞ。1日に起こりうるイベントのキャパシティを、明らかに上回っているじゃないか…

21グラムの減量

劇場版「虐殺器官」のはなし。 主人公クラヴィス・シェパードの人格は大きく歪められていた。そりゃ、ハーモニーみたいな露骨すぎるプレイは無かったけれど、原作に比べてかなりぞんざいな扱いを受けていると思う。改変、というにはあまりにも原作まんまのセ…

Outside In:The Phantom Pain

http://www.disney.co.jp/movie/head/about.html はじめまして。私たち、あなたの中の<きもち>です。 ママとパパに見守られて、ミネソタで元気いっぱいに育った11才の少女ライリー。そして、いつも彼女の頭の中にいる“5つの感情たち”―ヨロコビ、イカリ、ム…